医療現場でのパソコン

医療器具というのは、非常に高額だ。しかも高度化する医療に対応するため、また医師や看護師など人力のミスを減らすために様々な工夫がされていることが多い。また、医療現場にあるパソコンですが、これもかなり高額になる。普段私達がインターネットを使うために使用するパソコンは、安ければ3万円などで買うことが出来る。一般企業などで用いるパソコンで性能がいいものを選んでも30万円ほどだが、医療現場のパソコンは何百万円単位で売られている。医療現場でのパソコンの用いる場面としては、最近では電子カルテの導入が進められているので患者の情報を管理することが主な役割だ。電子カルテは紙のカルテに比べて保管も場所をとらず検索が出来るのですぐに目当てのものを見つけられ、さらに災害など緊急時にもデータがクラウド上にあるのでパソコンが壊れてもデータが紛失されることはない。そのため、いつでもどこでも検索することが出来る。東日本大震災のときには病院で紙のカルテが地震・津波によりなくなってしまい、遺体の照合が出来なくなったともいう。データがなくならないということはとても大きいことだ。また、医師が直接記入する紙のカルテは医師の字が読解出来ないこともあるそうで、パソコンに打ち込んでもらう、あるいは自分たちが打ち込むのはそういったことを気にしなくていいので楽、という意見もある。しかし、やはり操作に慣れるまでは大変なようで、高額といえど人数分はパソコンを導入するところがほとんどではあるが、中には数が足りないので順番待ちになったり、一度メモしたものを入力するので二度手間になってしまうといった声もある。

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